(広島版) 


水琴窟公開制作

源宗坊寺(呉市清水3丁目14) 


水琴窟(すいきんくつ)の公開制作について

  場所:源宗坊寺境内(呉市清水町3丁目)

  工事日程:2006年12月4日(月)〜12月16日(土)

  公開制作日程:12月14日〜12月16日の3日間のみ(10:00~15:00)

  見学:無料

  問い合わせ:広島の水場を守る会 事務局:中村 090-1681-8784

        (源宗坊寺境内は携帯のつながり難いところにあります。ご容赦ください。)

この度、源宗坊寺創建100周年記念事業として、水琴窟を造ることになりました。広島の水場を守る会有志が作庭も含め施工する運びとなりました。

これまで、水琴窟に興味を持つ人は居られたと思いますが、広島ではあまり見る機会がありませんでした。見学希望者への公開制作期間(上記3日間)を企画いたしましたので、皆様お誘い合わせの上、ご参拝ください。

広島の水場を守る会有志

施工プロデュース:錦川 鯉

ガーデニングプランナー:天の川 ほたる(改、湧水 わさび) 

協力: 黄河 蘭  海田湾 ウコン  五ヶ瀬川 たんぽぽ

源宗坊寺の由来

1906年(明治39年)に稲田源宗坊によって開山された密教寺院です。密教とは仏教の一宗旨で、大日如来が説いた奥深い教法を唱える、加持・祈祷を重んじる宗派です。

明治から大正にかけて、呉市清水町清水谷には、近隣随一の行楽の地である湯舟渓温泉がありましたが、昭和になると寂れていきました。入れ替わるように有名になったのが源宗坊寺です。昭和初期には、境内で薬草を育てては町で売り、コンクリートで大仏や仁王像・龍神の滝垢離行場などを作っていき、一大奇景の地となりました。薬草の知識を持っていたことから、遠方からも多くの人が、難病治療に訪れていたといいます。

現在も、参道入口手前から本堂奥の突き当たりまで、カラー仁王像や彩色されたコンクリート製の仏像が数多く安置され、薄暗い木立の中で不気味に目を光らせています。これらの像は源宗坊自身が製作したもので、中でも未完成の巨大大仏の縦3m以上もある掌と足は圧巻で驚かされます。

休山の西中腹にあたる谷筋にあり、休山の伏流水が育む豊な湧水地帯にあります。沢を流れるこの清水こそが、この地に寺を開くきっかけになったと思われます。本堂前には、100年以上前から軟水の泉が湧いていました。ベゴニアに包まれた手水鉢が置いてあり、そこに流れる水は、延命長寿水と呼ばれています。冷涼でほのかな甘味を残す名水を頂くことができます。

                           (C)錦川鯉の名水賛歌VOL.4より

水琴窟について

制作3日目 2006.12.17完成

 

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