太極拳練習方法…いろいろ
野馬分そう 「ナンバ」歩き

 最近、日中友好協会の太極拳仲間で「ナンバ」という言葉について、よく議論されるようになりました。ことの発端は、昨年の本部指導員合宿で中国の講師屈国峰氏から「ナンバ」の動きを紹介していただいてからです。

 屈講師が「ナンバって知っていますか?」と聞かれると、「女の人に声をかけて友達になること」「大阪にもあるよ。地下鉄ナンバの次は心斎橋」初めて耳にした私たちは「なんだろう?」と思ってしまいました。

 「ナンバ」とは、同じ側の手足が同時に出る歩き方<同側型動作>のことです。又手を振らない動きも「ナンバ」歩きと言います。

 江戸時代の浮世絵を見ても飛脚の走る姿が、ナンバになっていますし、阿波踊りなど各地の踊りにもナンバの動作が多く見られます。

語源は「難場」で、「難儀な場所」「難儀な道」を意味し、そんな場所では自然と膝の上に同じ側の手をあてて膝と肘を伸ばしながら歩く姿勢になります。

 武術では、この「同側型動作」が実に多いのです。刀をすばやく抜く動作、相撲の四股での前への押し出し、空手の追い突きなどはすべてこの動作です。太極拳でも、同側型の動作がたくさんあります。

 一見不都合と思われるナンバの動作も習熟すると、右手左足という相反神経支配から抜け出し、人間の動作や表現、広い意味で脳の働きが拡大し、技能も質的に向上します。

ナンバ歩き 「ナンバ」歩きの練習方法

準備姿勢 手が振れないように腰や肩に手をおいて拘束する。

@ 両手を腰に、小さな歩幅で

A 両手を腰に、大股でまっすぐ

B 両足を前に出して床に座り、お尻で歩く

C 両手を肩に付けて、二歩小さく歩いて、三歩目で大きく踏み出 し、 同時に同側の手を前に差し出す  掛け声:「小さく、小さく、大きく」、または「イチ、ニイ、サン」

D 後ろ歩きも同じ要領でやってみましょう

骨盤を大きく前後に使って、腰、背を中心にした動きが出きるようになったかな?

「ナンバ」歩きに習熟すると・太極拳で言われる上下相隋のうごきが巧みになる。

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